「おま、お前!そんな力あったのか…!」 そんな俺の心情とは裏腹、ツバサの目はキラキラと輝いている。 「…しらね」 え、知らね?! 知らねで済まさせるのか?! あいつは自分が能力者だと判明しても尚、無表情だ。 「さすがうちの総長です。超能力者にも楽勝に勝てますね」 そう言ってこちらを睨んでくるのは赤髪のショウ。 まだ警戒が抜けてないのか、さっきから敵対視てるのがビシビシと伝わってくる。 「悪いけど!コントロールできるようになんなきゃリンは助けに行けないよ」