公平が友達なら、俺たちはなんだ…? 「…これだけは言っておく。あいつが超能力者だから、…リンだから行くんじゃねぇ。仲間だから助けに行くんだ。ここにいる誰かだったとしても俺は行く」 アカリさんの力強い発言は、未だ戸惑う俺たちに思い出させてくれた。 そうだ、リンは俺たちの仲間だ。 光龍の姫は誰だ…? そんなの、あいつしかいない。 俺たちが姫に守られっぱなしでいいのか? 超能力だとか、もうどうでもいいとさえ思えてきた。 また、会えるのならどんな敵がいようとも、無敵になれそうな気分だ。