年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

アプリでブロックしてるから、メッセージが送れなくて電話してきたとか……。

いや、もういいや……。

私に用事があったとしても、急用ではないだろうし、今は宗ちゃんと話せない。

まだ……話せる準備ができてない……。

諦めるって決めたばかりなのに、こんなときに電話なんてされたら困るよ……宗ちゃんのバカ。

私はそっと、スマホの電源を落とした。



「藍ちゃんって彼氏いるの?」

「い、いないよ」

「最後に付き合ったのいつ?」

「最後……? 付き合ったことないから……」

「マジで!! なんで!?」

「えっと……なんでだろう、あはは……」



男の子の話を聞きながら、なんとか相づちを打って、その場を凌ぐ。

30分くらい経って、少し疲れを感じ始めた。