紗奈にぴったりとくっついていた男についていくと先ほどの和室ではなくて洋室の小さな部屋に案内された。 「…まぁ、みんな座ってよ。 俺の名前は西本翼。西本組使用人。 若頭の弟で紗奈の幼馴染でありお嬢専属執事みたいなもん。 紗奈、いや…お嬢のこと君たちには話そうと思ってさ。」 俺たちが座れば、男は翼と名乗りお茶を俺らに差し出した。