「西本組長、若頭、お嬢入ります。」 私が入ると次々に声を上げる組長さんたち。 「夏奈ちゃんに似て来たな…」 「紗玖にも似てるぞ、あいつら喜ぶだろうな…」 夏奈(ナツナ)と紗玖(サク)は私が幼い頃に亡くなった私の両親だ。 話をする組長らに奈央くん…いや、叔父様が咳払いをする。