「…ねぇ、ところで購買のメロンパン買って来てくれた?」 私、今日はそれだけを楽しみに来たんだよ。私が外に出たらやばいんだから頼んだのに…! 「い、今から買って来る!待ってて、紗奈」 彼が急いで出て行って、空腹だけどふわふわのソファに寝転がった。 綾城くんが来てからなんか楽しい。学校行くの憂鬱だったはずなのに、こんなにも楽しくなる。 本当はあの日、友達から始めようって言ってくれて嬉しかった。 綾城くんは不思議だ。上手くは言えないけど、隣に居てくれるだけで安心するんだよなぁ。