……え⁈
「……なんで来ねぇーの?俺に遠慮してんの?それに、空き教室も来ないし」
「そ、そういうわけじゃ……」
「なら、なんで来ないの。別に来ていいって前言ったんじゃん。それに、俺は……」
蒼太くんが話しているのを陽平くんが遮った。
「蒼太が言いたいのは、陽愛のこと認めたってこと。だから、倉庫にも空き教室にも。陽愛は、日向の姫だし俺の彼女なんだから遠慮なく出入りしなよ」
彼は私の頭を優しくポンポンする。
「イチャイチャすんなよ〜」
「……してないわ」
「陽はツンデレだなぁ〜陽愛ちゃんのその顔見てイチャイチャしてないなんてないんじゃないの〜?」
「……見んなよ。見ていいのは俺だけ」
そんなことを口にするものだから顔が火照るのが分かる。陽平くんの言葉一つ一つでこんなに胸がドキドキする。



