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「陽愛〜おはよ」
「庵くん、おはよう。」
「陽愛、おはよ。」
「おはよう、蒼太くん」
戦いが終わって数日。平和な日常が戻ってきた今日この頃。最近は、蒼太くんも私に挨拶してくれるようになった。
そして、私と陽平くんは仲良しです。
「俺には挨拶ねーのかよ」
「あ、ごめん。おはよう、陽」
「あ、陽平おはよう」
「おはよう、陽」
今日もみんなで仲良く変わらず登校です……いつものごとく陽平くんの車なんだけど。
「今日は陽愛も倉庫来いよ。あれからずっと来てないじゃん下っ端がしつこいんだよね」
急に話し出したのは蒼太くん。
「……な、何がしつこいの」
「毎日毎日俺らの顔見るたびに『陽愛さん来ないんですかー』って言ってくるの。俺たちよりも陽愛に会いたいんだよあいつら。」
困ったやつらだよ〜と言いながら、やれやれといったポーズをする。



