仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。




陽平くんのことが好き。

それは絶対に変わらない想いだと思う。

でも、彼が望む“私”にはなれない。彼が言う“姫”にはなれない。

そんな自分が嫌になる。消えて無くなってしまえばいいのにとも思う……。もう、頭の中がグシャグシャだ。

━︎━︎━︎━︎━︎━︎トントン、


自己嫌悪に陥っていると、部屋のドアをノックする音が聞こえて来た。


「はい、どうぞ」
そういえばガラガラとドアが開く。入って来たのは、悠介さんだった。