仮の総長様は向日葵のような元姫さまを溺愛せずはいられない。




「……もう、帰って……。」


気づいたら彼にそんな言葉を言っていて、彼を傷つけているのはわかってる。だけど、止まらなかった。


「私はもう、あんな思いしたくないのっ! もし、陽平くんが私を姫にしたいなら私は陽平くんと終わりにする……っわ、別れるから……」


そんな覚悟なんてない。陽平くんと別れるなんて考えられない。だけど迷惑かけてるのは私だ。


「今日はお願い帰って……1人になりたいの。」

「……わかった。また明日迎えに来るから」


いつもなら私に触れる彼だけど今日は何処にも触れず帰っていった。

明日は退院の日。明日から毎日一緒にいられるのに嬉しくない。自分が嫌になって仕方がないよ……。