「……そんなに責めなくていいよ、陽愛ちゃん。陽愛ちゃんは悪くないよ。きっと出会う相手がダメだっただけなんだと思うよ。」


そう言うと立ち上がり、俺たち全員を見回した。俺だけにニカッと笑うと今度は俺の肩をポンっと強めに叩いた。


「……よし、俺らは帰るよ。また明日来るから。あとはよろしく、陽平。」

「え……? どういう─︎─︎─︎……」


そう言おうと思っていたら、もう歩き出していて……2人残されていた。