「言わせてもらいますけどね、私だって先輩に対しては相当重いですよ」
ここまできたら恥も何もない。先輩の心を動かす為なら何だって言ってやる。
「先輩が当番に入ってる日は何の用もないのに図書室に近付いて先輩を覗いてたし、先輩の魅力を私以外の誰にも知られたくないって思ってます」
「それからミルクティー。私はミルクティーが好きなんじゃなくて、先輩がくれたものだから大事なんです。ちなみにまだ飲んでませんよ」
まだまだ言いたいことはある。先輩が元カノとの過去に囚われて続けているのが嫌だ。
だからって私は、殺したいとまでは思わないけど。
次々と言い立てられた私の言葉に、先輩は呆気に取られていた。
そして漫画だったらカァッって効果音がつきそうに、その顔を赤く染めた。
どうだ、私の愛。伝わったか。



