瑠南のスマホの中には大量に録音した音源が。
自分の弟たちを箱推しするブラコンっぷり。可愛い。


「明日の予定は?」
「俺仕事、お前学校」
「あ……どうしよ、起きれない」
「俺迎えに来るの9時とかだから、いつも通りに起こしにいくくらいなら行くけど」
「ほんとに?」
「いいよ」


瑠南が甘え上手なのか、俺がちょろいだけなのか。
とにかく俺は瑠南に甘すぎる気がしてきた。


揺れた電車なんて気にも留めないで直立不動でボーッとする瑠南。
可愛い、ほんとに。