私より10センチ小さい深優は私にしがみ付いてニコニコ笑う。
……重いかもしれない。
そんな体重変わんないんだよね、うん。
いや、でも可愛いから離したくない、やだ。
可愛い。
「あーっ、すごーっ!」
地下室に着くと、私を振り払って楽器のところに行く深優。
壁沿いに大量におかれた楽器にテンションマックス。
一番最初に触ったのはバイオリン。
お嬢な深優は習い事としてバイオリンしてたみたいで結構うまい……らしい。琉星が言うには。
ちなみに琉星も同じとこで習ってたみたいでうまい。……らしい、深優が言うには。
あんまりバイオリンを聴く機会がなかったからどれが上手なのかわからないのが本音だよね。
でも、少なくとも。
「───」
深優がバイオリンを弾いているときは優しい顔をしているし、優しい音色が聞こえて来る。
習っていた時期は何回もばっくれたみたいだけど、オーディション受けるってなったときに全部やめたから。
やめたらやめたでやりたくなったみたい。
……重いかもしれない。
そんな体重変わんないんだよね、うん。
いや、でも可愛いから離したくない、やだ。
可愛い。
「あーっ、すごーっ!」
地下室に着くと、私を振り払って楽器のところに行く深優。
壁沿いに大量におかれた楽器にテンションマックス。
一番最初に触ったのはバイオリン。
お嬢な深優は習い事としてバイオリンしてたみたいで結構うまい……らしい。琉星が言うには。
ちなみに琉星も同じとこで習ってたみたいでうまい。……らしい、深優が言うには。
あんまりバイオリンを聴く機会がなかったからどれが上手なのかわからないのが本音だよね。
でも、少なくとも。
「───」
深優がバイオリンを弾いているときは優しい顔をしているし、優しい音色が聞こえて来る。
習っていた時期は何回もばっくれたみたいだけど、オーディション受けるってなったときに全部やめたから。
やめたらやめたでやりたくなったみたい。

