「うーん……ギャップ萌えでファンは増えるんじゃない?」
「……もうなんでもいい」


夜思い出して寝つけなさそう、と放送確定の萌えキュンシーンをカメラに収めたところで、キャラクターモチーフの可愛らしいオムライスが届いた。


拙いコメントを発しながらお食事を終えて未だダウンなうの瀬那。
残念ながら、撮影もあるし次のところに行きたい私は瀬那の手を引く。


「行くよ〜」
「次はどこ行くわけ?」
「んとね〜、今度はコーヒーカップとかにしとく?絶叫系はそのあとね?」
「待って、まだ絶叫系の予定あんの?」
「ダメ?」
「……ダメじゃないけどさ」


絶対今、やばい俺こいつに殺されるって思ってると思う。
昔から怖いのも高いのも暗いのも苦手な瀬那。
性格悪い私は雷落ちて停電になった時に限って、瀬那からしれーっと離れて焦ってる瀬那の声を聞いてた。


で、散々瀬那を振り回した後、一度休憩タイムが入る。
お昼にしようとしていた休憩が割と人が集まっちゃってできなかったから、おやつの時間。3時くらい。