瑠南しか考えれないような、中途半端な、俺?


俺の膝の上で寝る瑠南。


そうなの?瑠南。
俺のこと、俺のまんま好きだった?
それでも俺は、足りないって思っちゃうけど。
……今のままの方が良かったりする?


今更その気になったって、どうしようもないくらいに、タイミングを失ってるけど。


「まぁ、そうやって両片思いしてるのも面白くていいよ」


走り出した車はめちゃくちゃ遅くて、結局会議には遅刻した。
それでも3人は会議を始めてくれていて、無事終わったらしかった。
ついた時には会議は終わっていて、3人を迎えにきただけみたいになってしまったけども。


その日の瑠南はとんでもなく早くに寝て、次の日、早朝5時。
なぜか俺は叩き起こされて、体幹トレーニングに付き合わされた。
……すごく、不思議だった。