twilight sinfonia

瑠南はふわっと笑って俺を見上げる。


「今日あれだね。盛れる日だね」
「……はぁ」


嬉しそうに笑う瑠南。
明らかにスマホをスクロールしていて、一体何枚撮ってたんだって感じ。


「ほら、出るぞ」
「はーい」


瑠南はガチャガチャと机の周りを片付けて立ち上がると、んーっと声を出して背伸びをした。


俺はそれを無視して部屋を出る。
あの狭い空間にいるの、結構来る。


俺たちはリビングに戻って休憩。
俺はソファに。瑠南はローテーブル、テレビが見える位置。


「瑠南、今度のフェスの舞台幅なんだけどさ」


お茶を飲んで休む瑠南に琉星の仕事の話。
ボーッとネットサーフィンをする俺の目の前で、繰り広げられる、真面目な話。


「うん」
「ローテーションとか考えたら動く幅足りないんだよね。変えれる?」
「あー……私と快斗のバク転あるじゃん?
あの時の3人の位置をステップ変えてさ。
えーっと、くるくるして後ろ下がったら横幅使わなくたって大丈夫だと思うよ。
……あーでも、それだと前後変かな?」