少しテレたように快斗が視線をそらすから、深優は顔を真っ赤にさせて立ち上がる。
そんな顔すらも可愛い。
「……快斗、録るって」
「あー、はいはい」
快斗はあっけらかんとして、チラリと私を一瞥するとレコーディングルームに入っていく。
……あぁ、あれか。
あれなのね、うん。しんど。
「ハモりまとめて録る」
「……は?」
「いつものだって。時短」
「あー、はいはい……」
はぁとため息をついて、レコーディングルームに流れる瀬那。
それに続いて琉星も瀬那側に流れ入る。
私は快斗側に入って、ヘッドフォンやらなんやらを準備する。
「声出しどうぞ」
少しだるそうに音響を調整し始める瀬那。
少しずつ高い音を発声すると、ある一定を超えたあたりで瀬那からバツを出される。
高すぎらしい。
音が割れてるみたいだね。
下げろとのご指示が。
そんな顔すらも可愛い。
「……快斗、録るって」
「あー、はいはい」
快斗はあっけらかんとして、チラリと私を一瞥するとレコーディングルームに入っていく。
……あぁ、あれか。
あれなのね、うん。しんど。
「ハモりまとめて録る」
「……は?」
「いつものだって。時短」
「あー、はいはい……」
はぁとため息をついて、レコーディングルームに流れる瀬那。
それに続いて琉星も瀬那側に流れ入る。
私は快斗側に入って、ヘッドフォンやらなんやらを準備する。
「声出しどうぞ」
少しだるそうに音響を調整し始める瀬那。
少しずつ高い音を発声すると、ある一定を超えたあたりで瀬那からバツを出される。
高すぎらしい。
音が割れてるみたいだね。
下げろとのご指示が。

