瀬那は私の肩に置いていた頭を重そうに持ち上げると、立ち上がってCDの準備を始める。
「立ち位置も確認するから、歌うところはなんとなくでいいから歌って」
「はーい」
さっきと同じようにならんで、今度はちゃんと瀬那も入れて。
そして練習を再開した私たちは、それから3時間くらいぶっ通しで練習して、その後に深優は力尽きた。
「もう無理だよぉ〜」
うつ伏せになって転がる深優のここだけ長いサイド髪を引っ張ってみる。
後ろは短いんだよね、特徴的な髪型してるよ。
深優曰く、雑誌に載っても他の子に埋もれなくていいよーって。白い段階で人口少ないよ。
「もう、瑠南体力ありすぎでしょ……」
「私はダンスメインだもん。サビもハモりしか無いし」
しかもサビは録音して、当日は歌わないやつだし。
「私はボーカルメインなのにこんなに疲れてるんだよぉ〜?」
おかしいーっ、と駄々をこねる深優の写真を撮ってSNSにあげてあげる。
今度は深優も何も言わなかった。
「立ち位置も確認するから、歌うところはなんとなくでいいから歌って」
「はーい」
さっきと同じようにならんで、今度はちゃんと瀬那も入れて。
そして練習を再開した私たちは、それから3時間くらいぶっ通しで練習して、その後に深優は力尽きた。
「もう無理だよぉ〜」
うつ伏せになって転がる深優のここだけ長いサイド髪を引っ張ってみる。
後ろは短いんだよね、特徴的な髪型してるよ。
深優曰く、雑誌に載っても他の子に埋もれなくていいよーって。白い段階で人口少ないよ。
「もう、瑠南体力ありすぎでしょ……」
「私はダンスメインだもん。サビもハモりしか無いし」
しかもサビは録音して、当日は歌わないやつだし。
「私はボーカルメインなのにこんなに疲れてるんだよぉ〜?」
おかしいーっ、と駄々をこねる深優の写真を撮ってSNSにあげてあげる。
今度は深優も何も言わなかった。

