深優はだいぶ心配してるのか私のところへ走ってくる。
「だいじょーぶだって。今日のはよく撮れてるから私のスマホだけに収めときたい」
「そ、そう?ならいいんだけど」
どうやら、今の顔はオフショットすぎて、SNSにあげられるのが嫌らしい。
鼻からそんな気は無いけど。
そんな時、ガチャリと開く扉。
重そうに動いて、向こうからは瀬那が現れる。
「悪い、遅れた」
「あれ、案外はやかったな。もうちょっと遅くなるかと思ってた」
「……起きてすぐ電車乗った」
瀬那はそれだけ言うと、更衣室に入っていく。
別にみんなのことが嫌いなわけじゃないし、寝起きで機嫌が悪いわけでもない。
こういう性格なのだ。
クールというか、無口というか、あっさりというか。
無口ではないか。
寝起きが悪いんだ。
わりとあの方、起きるのは早いけど、めちゃくちゃ機嫌悪いタイプだから。
「だいじょーぶだって。今日のはよく撮れてるから私のスマホだけに収めときたい」
「そ、そう?ならいいんだけど」
どうやら、今の顔はオフショットすぎて、SNSにあげられるのが嫌らしい。
鼻からそんな気は無いけど。
そんな時、ガチャリと開く扉。
重そうに動いて、向こうからは瀬那が現れる。
「悪い、遅れた」
「あれ、案外はやかったな。もうちょっと遅くなるかと思ってた」
「……起きてすぐ電車乗った」
瀬那はそれだけ言うと、更衣室に入っていく。
別にみんなのことが嫌いなわけじゃないし、寝起きで機嫌が悪いわけでもない。
こういう性格なのだ。
クールというか、無口というか、あっさりというか。
無口ではないか。
寝起きが悪いんだ。
わりとあの方、起きるのは早いけど、めちゃくちゃ機嫌悪いタイプだから。

