twilight sinfonia

「あっ、瑠南〜っ、おはよっ」
「今日は遅いじゃん。おはよー」
「うーん、渋滞してて」


すでに来ていたメンバーは深優と琉星の2人だった。
今日は1番最後についたわけじゃないみたいで少し安心。


深優も琉星もすでに着替えていて、アップを始めてる。


「瀬那やっぱり寝坊したらしいから、あと待つのは快斗だけかなー」
「あ、そうなの？じゃあ早く着替えて、アップ終わらすね」


ゆっくり準備していいかな、なんて考えてたけど、あと快斗だけなら早くしてしまおう。


やっぱり夜中まで作ってたんだろうな、ほんと。
頑張り屋さんなの、ちょっと不安になる。
死んでたりしないだろうか。やっぱり朝から連絡したほうがよかった？


私はそんなことを考えながらも、更衣室でとっとと着替えを済ませて、スポーツドリンクとタオル、携帯を持ってレッスンスタジオへ戻る。