ぺらぺらと喋り続ける瑠南さん。
いつも思うけどトーク力が高い。


「で、ここでお知らせしたのは、早くリプした方がお得だよっていう理由があるからね。
あのー……そろそろ私たちも全部のリプ見るのしんどくなるくらいに人気にしてもらっちゃってて……。


申し訳ないんだけどね、お仕事も忙しくなっちゃって、私たち時間が限られてきてしまってどうしてもみんなのこと見れなくなってきてしまっているので。


止むを得ず、早くリプ送ってきてくれた方たち優先で取り入れていきたいなって思います。
もちろん、早く打ったからってそうなるとは限らないんだけども───」


夜、9時04分。
少し早口気味に話す瑠南さんはいまだに俺の膝の上。
そろそろ瀬那くんの視線が怖いけど、瑠南さんが降りてくれないんじゃどうしようもない。
俺が瑠南さんを退かしたい理由もないし、ね。


「説明、こんな感じで合ってる?」
「完璧!さすが瑠南」
「いぇーい」