《久しぶりだね〜、全員での配信って》
《だね。今琉星の家で全員でお泊まり会なうだよ》
《1番の見どころは瑠南が寝落ちするかもしれないとこね?》
《大丈夫だよー、ちゃんとお昼寝してきた》
《日中は学校で、放課後レッスンで?いつ寝たよ?》
《……化学の先生ごめんなさい》


隣の部屋と、イヤホンから少し時差があるけれども同じ音声が聞こえてくる。
週末、久々の5人配信。
たまにはディスコードだけじゃなくて、会って話そうってことで。


twilightとして絶賛活躍中の兄貴たちは色々忙しいくせに時間を使うのが上手で、ずっとファンのみんなのことばっかり考えてる。


当たり前、なんだけども。俺たちもそうだし。


『もしもーし?輝星〜?』
「……あ、なに?」
『僕の話聞いてなかったでしょー!
姉ちゃんたち、どう?』
「んー?別に楽しそうだけど」