「おはよ」
「あ、おはよ。今日の予定は?」
「オフ。昼から琉星の家行ってくるわ」
「そ。好きって言っといて」
「りょーかい」


twilightの中で琉星を一番推している母さん。
なにかとこんな感じ。


「瑠南ちゃんは?」
「琉星にハメられて不機嫌ながらも着替え中」
「へー」


興味ないな、ほんと。
自分で聞いた割には。


俺は2階に上がってドアをノックする。


「開けてい?」
「いーよ」


未だ不機嫌な声。
ドアを開けると、白の肩出しパーカーワンピを着て髪を結っているところだった。
多分デニムのショートパンツは履いてると思う。だいぶミニな感じするし。


「顔洗って来たら?」
「もう行って来たよ。長々菜那ちゃんとおしゃべりしてたときに」


むぅっと口を尖らせて鏡に向かう瑠南。
久々に部屋でメイクポーチ広げてるの見た。


「俺のメイクもして」
「うん、いーよ」