『うん。
あっ、瑠南に髪染めるのはガチだから明日の昼から2人で俺の家来てって言っといて』
「……へいへい、りょーかい」
『じゃあね、おやすみ』
「……おやすみ。次したらぶっ殺だよ」
『え、突然自主規制音は厳しい』
「うるせ。お前もそろそろ寝ろよ」
『んー、そうだな』


プチっと電話を切って寝た。
ゲリラ、許さん。


◇ ◇ ◇


朝起きてぼーっとしている瑠南に昨日の夜のことを説明するとムッと唇を尖らせて朝からお怒りの電話を一本入れていた。


琉星嫌い。もう髪の毛染めてあげない。
みんなに私が寝起き悪いのバレちゃうじゃん。
緑の染め液買っとかないと染めてあげないもん。
バーカ、バーカ。2時まで待っとけこんにゃろ。


ツンデレみたいな言葉を一方的に吐いて、ブチっと電話を切ると不機嫌な瑠南は俺を部屋から追い出して着替えはじめた。


朝から不機嫌極まりない。
仕方ないから俺は先に顔面の整備をして、母さんの顔を見に行った。