いつもの感覚だけで通話ボタンを押すと耳元にスマホを寄せる。
「……もしもし」
小さく掠れた声が瀬那の部屋に消える。
「あ、もしもし、瑠南?」
「……りゅう、せ……?」
「うん、ごめんね、寝てた?」
「うん、いま、なんじ……?」
「えっとね、3時」
こんな時間になんのようだって感じなんだけども……。
頭まわんないし、タイミング悪い……。
「どしたの、」
「いや、別に……ちょっと寂しくなっちゃってさ」
かちゃかちゃと向こうから聞こえるのはパソコンの、キーボードかな。
何してるんだろ、作業中……?
「……ん、べつに、ようはないの?」
「あー……明日髪染め直さない?」
「……わかった、おやすみ」
「あっ、待って待って待って」
「ん〜〜」
眠いぃ……。
琉星、何かおかしいし、なんだろう。
「……もしもし」
小さく掠れた声が瀬那の部屋に消える。
「あ、もしもし、瑠南?」
「……りゅう、せ……?」
「うん、ごめんね、寝てた?」
「うん、いま、なんじ……?」
「えっとね、3時」
こんな時間になんのようだって感じなんだけども……。
頭まわんないし、タイミング悪い……。
「どしたの、」
「いや、別に……ちょっと寂しくなっちゃってさ」
かちゃかちゃと向こうから聞こえるのはパソコンの、キーボードかな。
何してるんだろ、作業中……?
「……ん、べつに、ようはないの?」
「あー……明日髪染め直さない?」
「……わかった、おやすみ」
「あっ、待って待って待って」
「ん〜〜」
眠いぃ……。
琉星、何かおかしいし、なんだろう。