「ん?誰だろ?」 「もしかしたら、忘れ物じゃない?」 確かにみんな慌てて着替えてたから、何か忘れたのかもしれない。 わたしも忘れ物常習犯だし…… 「着替え終わったし、私出るよ〜」 「はーちゃん、ありがとう!!」 わたしもさっさと着替えちゃおう…… ボタンを閉めて、リボンをつけてっと。 「えっ!?」 はーい、と可愛らしい返事の後、聞こえてきたのは、はーちゃんの驚いた声。 え、なんで悲鳴? 「はーちゃん? だれー?」