イケナイ王子様

「……愛海ちゃん」


「な、なんですか?」


なんだろう。


叔母さんに名前を呼ばれただけなのに、心臓がうるさい。


ドキドキしてるんだけど……。


「話したいこと、話してもいいかしら」


「えっ、は、はい……」


話したいこと……。


いったいなんだろう。


私にとって重要な、大切な話なのかな。


そう思いながら、木製のベンチに座る。


私の隣に、叔母さんがゆっくり座った。


「愛海ちゃん、来年18歳になるでしょ?」


「へ……?


あっ、はい……」


私の年齢に関連する話なのかな。


わざわざ年齢を確認してくるなんて……。


「だからね、そろそろ結婚の準備をしたほうがいいんじゃないかと思って」