イケナイ王子様

「……今度から、甘いものを食べるの、やめようかな」


胸が太るなら、体まで太る可能性がある。


甘いものは大好きだから、少しはひかえたほうがいいかもしれない。


「ダイエットしてもしなくても、あんたは十分可愛いと思うけど?」


さっきの私のつぶやきは、やっぱり翔さんの耳に届いていた。


予想はしてたけど。


「い、いや、そんなことは……」


「俺、サイコロステーキにするわ。


ドリンクバーもつけて、注文しよっと」


って‼︎


「翔さんこそ、私の話聞いてます⁉︎」


今、言おうとしてた最中だったんだけど!


完全に、私の言葉さえぎってたよね⁉︎


「聞いてたよ」


嘘だ、絶対嘘。


と思ったとき、背中に刺さるような視線を感じ、背中を丸めた。