それからはなにがなんやら、自分たちでもよくわからなかった。


とにかくキスできそうな生徒には片っ端からして行った。


男とか女とか、すでに関係なくなっていた。


さすがに先生たちが気が付け止めに入ったけれど、そうなると今度は先生にキスをして黙らせた。


そうしている間に、ふと冷静になる自分がいた。


前に少し考えていたことを思い出す。


女王蟻がどうしてこの学校へ来たのか。


それは、この学校にはまだ女王蟻がおらず、自分の仲間を増やしやすいからではないかと考えたのだ。


では、どうして女王蟻が来た学校は問題にならなかったのか?