お前が好きだなんて俺はバカだな

定時よりもだいぶ早く会社についた。

まだ人は少ないようだし、所々薄暗くさえ感じる。

流石に、あの人...こんなに早くからは出勤してないよね?

そう思って、総務課の部屋を覗いたら...。

「あ...おはようございます。」

案の定、もう課長がいた。

「今日は早いですね。」

「あ...はい。」

...課長もね。

まあいい、
こうなったら、先に渡してしまおう。

「あの、昨日言ってたお誕生日の贈り物です。簡単なお菓子ですけど。」

「ありがとうございます。頂きます。」

なんか、随分な量渡しちゃったな...。

でもいいや。処分お願いしますって感じで。

まあ...なんか思ったよりすんなり軽い感じで済んじゃった。

それとなく反応が薄い...っていうのは気のせい...だよね。

いや...。

「すごく美味しそうですね。
うれしいです。」

あ...久しぶりに笑顔...。

いやいや、この笑顔は当然、社交辞令みたいなものだから。

だめ、

二度見するな、
気にするな、
ときめくな、

わたし...。