お前が好きだなんて俺はバカだな

弟たちの分の食器の後片付けをしていると、

「ただいま。」

父が帰ってきた。

「おかえり。
お父さん、今日は早いね。」

「まあ...、働き方改革ってやつかな。」

「そうなんだね...。
あ、ご飯まだあるけど、食べる?」

「ああ...。
その前に風呂入ろうかな。」

「うん、分かった。
準備しとくね。」

「...いつも悪いね。」

「ううん。大丈夫。」

父は母が亡くなってから、悲しむ余裕もなく、こうやって私たちのために仕事に行ってくれている。

先輩とお付き合いすることも、快く許してくれて、本当に助かってる。

ちゃんとお母さんの代わりができてるか、今でも少し心配だな...。