不器用オオカミとひみつの同居生活。



くつばこに写真を入れたのも、

物を隠していたのも……


階段で私を押したのも、こっちゃんだったの?


だって、あの場に一緒にいたのに。

できるわけがない。



……そう、思いたかった。


方法なんていくらでもある。

いくらでも、あったんだ。


乾いた咳だけが、物と埃で溢れる暗闇に響く。



考えることはいっぱいあるのに、頭が追いつかない。


すこしでも埃を吸わないようにとハンカチで口を覆っていたけど、それすらもできなくなってきた。