不器用オオカミとひみつの同居生活。



見たことのない友人の表情に、まるで胸を突かれたように言葉を失う。


「こっ…ちゃん?」


「カヤちゃんってぼんやりしてるくせに、意外と持ちこたえてるね」

「いっ、」



もっと大怪我してもおかしくなかったのに、

と指でぐっと押されたのは、私しか知らないはずのお腹の怪我だった。


なんでこっちゃんが知ってるの?



「ちがうよね……?こっちゃん、まさか……」



くす、くすくす。

かわいらしく笑うこっちゃんが、すいすいとスマホを操作して。


私の前に突きつけるように、その画面が視界いっぱいに広がった。



「よくもまぁ、こんなことしてくれたわ」

「っ……!」


言葉が出なかった。


画面に映っているものより、こっちゃんから目が離せなかった。


こっちゃんが持っているのは、私のくつばこに入れられていた写真とおなじもので。



それが、こっちゃんが犯人だという……何よりの証拠だった。