俺様天然男子

何度目かのプロポーズで、ようやく頷いてもらえた嬉しさ。



私生活の幸せは、仕事にも反映されるようだ。



念願の単独ライブで、暴れまくるしかない。



「嵐生くん、すごいね、人いっぱい‼︎何人入ってるの?」

「リトさんよぉ、これ、自分たちのライブだよね?」

「そうだね。何人?点呼とる?」

「お前、素で言ってるだろ‼︎点呼取ってみろよ‼︎1000超えた辺りから数え間違うおバカさん、ぜってぇいっから‼︎俺らのファンなんて、バカしかいねぇだろうが‼︎」

「うわぁ、嵐生ひどいね。みんなのことバカとか言ったよ…」

「お前がいちばんのバカ‼︎」



ライブでこんなに喋るのも、楽しいからいいんだ。



珍しいことだよ。



いつも嵐生が喋ってくれるんだもん。



一言二言で終わるライブなんて、山のようにあるんだよ。



「なんかよくわかんねぇけど、天然ボーカルがアホすぎて収集つかなくなりそうなんで、次の曲行きまーす」



楽しいライブ。



歌うことが幸せ。



最高に…幸せ。