俺様天然男子

それなりに値は張ったよ?



由乃に似合いそうなヤツが、これだったんだ。



「今すぐじゃなくてもいいから。まだ先でいい。由乃が、俺と死ぬまで一緒にいてくれるなら…結婚したいと思ってるよ」

「理音くんっ…」

「ふたりで、いろんなとこ行って、家族作って、由乃に看取られて死ねたら、俺の人生はきっと幸せで終わるんだ。だから、俺を幸せにしてください」

「よろ…こんでっ‼︎」



受け取ってもらえた指輪。



由乃は泣き虫だなぁ…。



まぁ、俺もだけどね。



「大好きだよ。10年後も、50年後も。一生、一緒にいよう」

「あたしもっ、ずっと一緒にいたいっ‼︎」



抱きしめた腕の中。



由乃以上に好きになる人は、この先絶対現れない。



「いつ、結婚しよっか」

「理音くんの仕事は?式挙げるにしても、暖かい時期は忙しいでしょう?」

「そうだねぇ。フェス、多いしねぇ…」

「年末は年末で忙しいよね?」

「なら…2月くらい?」

「お任せします」



やっと先が見えたね。