俺様天然男子

弾き語りだね。



久しぶりにセットする機材に、大して練習もしてない歌。



歌い終えれば、由乃がすごく笑顔になっていた。



「編集しちゃうね」

「うん」



パソコンでの編集作業。



由乃は興味が湧いたらしいアコギを触り始めた。



「授業でやったけど、全然わかんない」

「コード押さえればそれっぽくなるよ」

「コードって…これ?」

「あぁ…、それは弦。えっとね…ここと、ここと…ここ。それで、ジャーンって」

「えっ、あれ…?理音くんみたいになんない…」



可愛いんだから。



スマホでコードを調べ始め、真剣になんかやってる。



俺はそのまま編集を終わらせて、投稿までしておいた。



雑音にも似た音が、ずっと聞こえてる。



「ははっ、できた?」

「これとこれとこれで…Cだよ‼︎」

「そうだよ」

「あとね、こことここ…ここっ‼︎Gだって‼︎すごい?」

「すごいね。可愛い」



から、撮っちゃおう。