俺様天然男子

フラフラで家に帰り、トイレで盛大に吐いて。



「大丈夫?」



そんな由乃の心配そうな声にも反応できないくらい気持ち悪い。



嬉しかったんだね、俺。



嵐生は、今の俺を作った重要人物。



メンバーのことは、勝手に親友だと思ってる。



その中のひとりが、家庭を築くんだ。



「由乃…」

「ん?」

「こんなに幸せなことって、あるんだね」

「そうだね。今の理音くんは全く幸せそうじゃないけどね…」

「ははっ…うっ…」



次の日は二日酔いに悩まされて。



嵐生のハネムーンが終わるまで、しばらく休みだしね…。



「仕事行くからね?」

「うぃ〜…」



1日寝てた。



由乃が帰って来て、なにも食ってない胃にプリンを流し込んだ。



甘くて気持ち悪い…。



「明日も仕事?」

「うん」

「俺はいつ、結婚できるの?」

「…………正直、ちょっといいなって思った。紗雪が幸せそうで」

「じゃあする?」

「いや、こんな気持ちでしちゃダメだよね」



ぶぅー…。