俺様天然男子

あたしも大概、頭がおかしいのかもしれない。



ライブ後の高揚感と、齋藤くんへの嫉妬。



その全てをあたしに向けられることに、喜びすら感じている。



「足、大丈夫?ガクガクしてるけど」

「ダメって言っても…やめないで。大好き、理音くん…」

「あはっ、ドM?」



気の済むまで召し上がれ。



こんなにされると、壊れてもいいと思ってしまう。



あたしも…やっぱり狂ってる。



「なんで仕事なんて行くの…」

「なんっ…」

「俺に養われてればいいじゃん。俺の帰りを待って、俺だけと会って…あぁ…監禁したい…。由乃が俺を要らなくなったら別れるけど、ストーカーになるから気をつけてね」



愛されてる。



おかしいくらい。



「ふふっ…」

「うわっ、余裕あんの?」

「だって…理音くん…言ってること犯罪者だよ」

「…………由乃のせいでしょ?俺をそうさせる由乃が悪いじゃん」

「そうやって洗脳するの?」

「そうだよ。全部由乃のせいだから。責任取って、早く俺の奥さんになりなよ」

「えっ、ヤダ」

「…………ムカついた。殺さない程度に愛してあげる」



頭と体が限界を迎えたのは、きっと明け方。