俺様天然男子

終われば休憩でホッとする。



「今日も混んだねぇ」

「いいことだねぇ」



どうやら、あたしとユズキちゃんは穏やかなふたりらしい。



店長とシェフが、あたしたちを見て『和む』と言っていた。



「あっ、朝のテレビ見た⁉︎」

「見たっ‼︎知らなかったからビックリしたよ」

「知らなかったの⁉︎」

「途中で出勤したから全部見てない」

「あたしも‼︎見よう‼︎ネットに出てるかも‼︎」



ユズキちゃんとふたりで、シーフードピラフとサラダを食べながらスマホ。



ふたりで朝のテレビの続きを見て。



夜の部も頑張って働きました。



楽しいけど、やっぱり疲れる仕事。



ヘトヘトで帰った家には、先に理音くんがいた。



「おかえり、お疲れ様」

「ただいまぁ…」



生理音くんに抱きつく。



お風呂入った匂いがする…。



「理音くん…」

「んー?」

「テレビのこと、教えてほしかった…」

「恥ずかしいじゃん…。俺、一言二言しか喋ってないし…」

「録画したかった…」

「やめてよね。本物、ここにいるじゃん?」



そういうのとは違うもん…。