俺様天然男子

手には南国のお土産らしき袋。



「おかえり、泉」

「ただいま。スバルくん、これお土産。みんなで食べてね」



ん?



なぜ俺じゃなくてスバルに渡すの?



「おい、ゲスバル…」

「なんだよ、お兄ちゃん」

「どうなってんの?」

「別に?」



なんでニヤニヤしてるの⁉︎




泉もなんでスバルの隣に座るの⁉︎



しかもくっつきすぎじゃない?



「あっ、これうまいヤツじゃん」

「スバルくん、好きだって言ってたから」

「で?撮影はどうだった?」

「頑張ったよ‼︎」

「お疲れ」



なに、頭なんか撫でてんの…?



これは本当にどうなってるの‼︎



「ご褒美ちょうだい?」

「何が欲しい?」

「んーとねぇ…」



コソコソしないでくれない?



ねぇ、泉…完全にスバルの毒牙にやられてませんか…?



俺たちなんかいないような空気を醸し出すふたり。



泉…本気なの…?



「あぁ、いいよ」

「やったぁ‼︎じゃあ、着替えて来るね‼︎」

「終わったら呼んで」

「はぁい」



泉が頭の軽いバカ女に見える…。