俺様天然男子

あれれ?



あたしは今、何を言ったの…?



「り、理音くんっ…あたし…」

「やっぱり由乃がいいね」



ニコッとしないで‼︎



あたし今、とんでもないこと言ったよね⁉︎



「自意識過剰みたいじゃ…」

「いいんじゃん?本当のことだし。俺、由乃にしかキョーミないよー」

「ヤダっ‼︎ご、ごめんっ‼︎おこがまし過ぎるっ‼︎」

「どうして?俺、嬉しかったけど。由乃が俺の気持ち、ちゃんとわかっててくれてるんだなーって」

「…………ごめん」

「逆になんでそんなに自信ないの?」

「だって…理音くんとあたしは別の人間でしょ?人の本当の気持ちなんて…わからないものじゃん…」

「わからせてあげるよ。俺んちね、今から」



そう言って連れてこられた理音くんの家で、理音くんの部屋。



ベッドに押さえつけられた腕が、ちょっと痛い。



「俺の愛し方が足りなかったみたいだから」

「えっ…?」

「心がわからないなら、体に教えるしかないよね?」

「いやっ、あのっ…」

「覚悟はいい?嵐生と紗雪からのプレゼント、今日で全部なくなっちゃうかもね」



ちょっと理音くんっ⁉︎