俺様天然男子

あんなに強引なことしたのに…。



「雛森は優しいね…」

「優しいのは理音くんだよ。謝られるくらいのこと、されたと思ってないもん」

「呆れた…?」

「うん。でも…大好き」



そう言って、チュッとアゴにキスされた。



身長的に届かない雛森の精一杯。



「あははっ、顔赤い」

「み、見ないで…」



すっごく…顔が赤いと思う。



雛森からこんなことされる日が来るなんて…。



うわぁ…。



恥ずかしくて手で覆った顔が上げられない。



「ねぇ、理音くん。あたしね、誕生日にほしいものがあるの」

「えっ?なにっ⁉︎」

「『由乃』って…呼んでほしい…」

「あっ、わ、わかった…」



名前で呼ぶの…?



それ、俺…できんの⁉︎



ゆ、由乃…。



心の中で名前を呼ぶだけで、顔がさらに熱くなった。



ヤバイ、熱が上がりそう…。



「由乃ちゃん、お風呂入ったら?泉の新品の下着なんだけど…合うかな?」

「母さんっ…」

「だって昨日のままでしょ?はい、どうぞー」



し、下着とかっ‼︎



泉のなのに雛森の手に渡るとドキドキすんじゃん‼︎