俺様天然男子

お昼は最近、みんなで食べるから、相談できずに。



雨が降り出し、客足の伸びないカフェのバイトは、疲れもせずに終わって。



女子更衣室で着替えながら、紗雪と佐藤さんと無駄話中。



「お泊まり⁉︎あのイケメンと?」

「頭、パニックですよ…」

「ムダに色気あるよね、由乃ちゃんの彼氏。泣きぼくろのせい?なんか、こう…存在がセクハラ?」

「なんですか、それ…」

「女がコロッと落ちる感じって言うのかな、中性的でセクシーなんだよ」



年上のお姉様から見ると、理音くんはそんな風に見えるんだとか。



色気って…なんだね?



よくわかんない…。



「さぞかし経験豊富そうで。相手が数こなしてりゃ、由乃ちゃんが処女でも大丈夫だよ、きっと」

「佐藤さん、あの顔で理音って童貞なんだよ」

「へっ⁉︎なんで⁉︎変態なの⁉︎」

「あはははっ、確かに変態だねー。噛みつかれたって言ってたもんなぁ、由乃」

「童貞が噛みつく…?なにそれ、超面白い…。今からご飯食べに行こうか、ふたりとも。お姉さん、奢ってあげるから」



こうして、理音くんをネタにしたお食事会が開催された。