俺様天然男子

我慢してるって言ってたなぁ…。



正直、あんなに触られて…あたしも欲情した。



大事なものに触れるように、優しく撫でられて。



至る所を撫で回されて。



子宮あたりが、すごく切なくなった。



あたし、処女だよ?



初エッチ前に開発されそうな気がするもん。



あたしが恐れていたことは、こういうことだったんだと、思い知らされた。



「さて、帰ろうか。理音くん、送るよ」



工藤さんが理音くんを家まで送ってくれた。



理音くんちを初めて見たふたりは、ぽかーんと口を開けて理音くんを見送っていたけど。



帰りの車で、怒涛の質問責め。



何者なのだと。



確実にお坊ちゃんだろと。



「有名人なの、お父さん」

「そうなの⁉︎芸能人⁉︎」

「バーストのウタ」

「…………はい?」

「似てるでしょ?理音くんと」

「い、言われてみれば…。ウソ…地味にファン…」



内緒にしててねと、ふたりに口止めしといた。



隠してないんだろうけど、なんとなくね。