俺様天然男子

理音くんの唇が触れた前髪を触ると、一気に顔が熱くなった。



これは…心臓が壊れる…。



しばらく玄関にしゃがみ込み、落ち着いてから着替えを持ってお風呂へ。



鏡に写るあたしの顔は、見せられないくらい赤い。



ぬるめのシャワーを浴びても、顔の熱は治らなかった。



ベッドに転がり、紗雪に電話。



「はいはーい」

「紗雪…あたし…」

「なに?チューでもした?」

「お、オデコに…チュッて…」

「えっ、そんなことでテンパってるの…?」

「あたしにとっては大事件です、教祖様…」



紗雪に聞いてもらった。



もぉ、眠れそうにない…。



夜中まで、紗雪と話してた。



あの理音くんが…チュー…。



やっぱり、理音くんだって高校生の男の子なんだ。



あたしとら変わらない。



そういう感情は…当たり前なんだよねぇ…。



耐えられるのかな…。



心臓、もつのかな…。



本当に不整脈起こしそう…。