俺様天然男子

うーん…。



早く食べてしまおう。



移動に時間がかかり、結構遅い時間。



「今からどうする?理音んちは?」

「俺、明日バイトだから」

「別にお前がいなくても問題ねぇよ?蕾さんと遊んでっから」

「俺の母さんをオモチャにしないでくれる…?」

「だって天然で可愛いんだもん、理音母」



どうやら、俺の家に来るらしい。



雛森とふたりになりたいのに…。



「あっ、ならさぁ、どっかで時間潰しててよ。雛森送ってくるから」

「じゃ、俺らは紗雪ちゃん送ってくる」



よしよし、やっとふたりだ。



紗雪にバイバイしてから、雛森と手を繋いで歩き出す。



幸せ…。



「楽しかったね」

「うん、可愛い雛森が見れて、超満足」

「今日の理音くんは恥ずかしい…」

「えっ…、やっぱり…?」

「『可愛い、可愛い』って、あたし、そんなに可愛くないのに…。きっとみんな、『理音って目ぇ悪いんだな』って、同情してたと思う…」

「みんなは思わなくていいし。俺だけが雛森のこと可愛いって思いたい。誰も雛森の存在に気づかなくていいもん」



モテるって聞いたよ?



一般的に見ても、雛森は可愛いんだよ。