紗雪と、こういう話もしたことなかった。
「紗雪はチューとか…したことあるの?」
「あるけど。普通に」
「いつ⁉︎」
「初めては中2かな。初エッチは去年だけど」
「きょ、去年⁉︎誰と⁉︎」
「先輩と付き合ってたじゃん、あたし。別れたけど」
「そういえば…」
去年3年生だった先輩と、一時期付き合ってたような…。
そうか、紗雪は大人の女だったのか…。
「教祖様…」
「こら、やめい」
「でもっ、でもね?理音くん、そういうこと考えてないと…思うんだよね?」
「理音だってあんな風に何も考えてない、ボケーっとした引きこもりだけど、男だからね?」
「あっ‼︎ギューって、したよ…?」
「それは理音が?」
「理音くんが、ぬいぐるみ抱っこしてて…羨ましくて…あたしが抱きついた…」
「…………ぬいぐるみにヤキモチとか、どんだけ好きなの」
好きだもん。
世界の中にある、すべてのものより、理音くんが一番好きだと思う。
「紗雪はチューとか…したことあるの?」
「あるけど。普通に」
「いつ⁉︎」
「初めては中2かな。初エッチは去年だけど」
「きょ、去年⁉︎誰と⁉︎」
「先輩と付き合ってたじゃん、あたし。別れたけど」
「そういえば…」
去年3年生だった先輩と、一時期付き合ってたような…。
そうか、紗雪は大人の女だったのか…。
「教祖様…」
「こら、やめい」
「でもっ、でもね?理音くん、そういうこと考えてないと…思うんだよね?」
「理音だってあんな風に何も考えてない、ボケーっとした引きこもりだけど、男だからね?」
「あっ‼︎ギューって、したよ…?」
「それは理音が?」
「理音くんが、ぬいぐるみ抱っこしてて…羨ましくて…あたしが抱きついた…」
「…………ぬいぐるみにヤキモチとか、どんだけ好きなの」
好きだもん。
世界の中にある、すべてのものより、理音くんが一番好きだと思う。


