俺様天然男子

その後はぬいぐるみを抱えた理音くんと、涼むために無駄に本屋に行ったり、何も買わないのに雑貨屋に入ってみたり。



あっと言う間に夕方になってしまった。



「そろそろ送るね」

「大丈夫だよ?理音くん、ここから近いんでしょ?」

「そうだけど…」

「あたし、電車で帰るしさ」

「じゃあ、駅まで送る…」

「うん」



さすがにかなり遠回りさせてしまうのは申し訳ない。



学校の近くに住んでる理音くんが羨ましいよ。



あたしが今の高校を受けたのは公立だったのと、校則があまり厳しくないこと。



それと、3年生になると選択で就職コースが選べるからだもん。



ママは大学まで行ってもいいって言うけど、負担になるし、やりたいことも決まってないし。



だから、少し遠いけど通ってるんだ。



「理音くんのお家って、何してるの?」

「それ、聞くの…?」

「聞かない方がいいの⁉︎」

「うん、なんか、みんなビックリしてたから…」



逆に気になるんですけど…。