俺様天然男子

『モデル?』とか『芸能人?』とか。



ヒソヒソと聞こえる声。



本当にそうだよね。



こんなにスタイルがよくて、こんなにキレイで。



一般人なのに、一般人に見えない。



それに、よく見ると理音くんの瞳って、カラコンかと思うくらい色素が薄い。



これで、よく今まで恋愛してこなかったなぁと思う。



理音くんなら、確実に選び放題だよ。



「もうすぐだね」

「あっ、うん…」



ヤバイ、緊張して来た。



泣かないように、叫ばないように…。



うぅぅぅぅぅ〜…。



紗雪のバカ…。



今更だけど、なんでお化け屋敷なんだよぉ‼︎



「どうぞー」



うぎゃぁぁぁぁ‼︎



つ、ついに順番になっちゃったよ…。



入り口からしてすでに怖い。



「き、急に走り出したりしない…?置いていかない…?」

「いかないけど…」

「絶対?絶対だよ?」

「ははっ、そんなに信用ないなら、手でも繋いでおく?」



て?



てって…手ですかっ⁉︎